肺を強くする

肺に侵入する細菌の繁殖を防ぎ、肺炎を防ぐためには、体力や免疫力の源となる「気(エネルギー)」をしっかり保つことがなにより大切です。

「肺」は、呼吸を通じて気の生成をサポートし、免疫力となる衛気を身体に巡らせる臓器です。

またたんの排出とも深く関係しています。そのため、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を予防するためには、まず肺を強くすることが大切なのですよ!。

肺の主な虚弱症状は、肺のエネルギーが足りない「肺気虚」と、潤いが不足している「肺陰虚」の2つの症状があります。

不調があればしっかりと養生をして、日頃から肺の働きを健やかに保つよう心がけましょうね!。


概 要

肺は乾燥に弱い臓器です。乾いた状態では働きが落ちてしまうため肺の潤いを十分養うよう心がけましょう。


主症状

●痩せている
●空咳
●痰(たん)に粘りがあり出にくい
●夕方に微熱が出る
●□の渇き
●尿が少ない
●便秘気味
●舌苔が少なく舌が乾燥している


使用漢方薬

次の漢方薬が、誤嚥性肺炎・肺を強く・肺陰虚に対してよく効く可能性が高いです。

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処方名:麦門冬湯

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食 養

食養誤嚥性肺炎-肺を強く-肺陰虚対応の方は、次の食材を積極的にお召し上がりください。

肉 果物 野菜 温野菜 魚

●梨
●はちみつ
●葛
●枇杷の葉
●杏仁
●トマト
●オレンジ
●レモン
●ヨーグルト
●イチゴ
●梅
●百合根など


備 考

人間は通常、誤って飲食物や唾液を気管内に入れてしまう(誤嚥)と、せき込んだり、むせたりして異物を外に押し出そうとします。

これを顕性誤嚥といい、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)にならないための防御機構だと考えられています。

ところが、異物が気管内に侵入しても、むせることがない場合があります。これを表からわからない、つまり顕在化しないという意味から、不顕性誤嚥と呼びます。

不顕性誤嚥は、異物が気管に侵入したとしても、その感覚があまりなかったり、せき込む力が弱かったりしたときに起こるもので、嚥下障害の進行した状態と言えます。

不顕性誤嚥は症状が見られないため、いつも一緒に生活している家族でさえ見逃してしまい、重篤化してしまう怖い状態です。

よって誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を予防するためには、この不顕性誤嚥をいかにして早期に発見できるかが鍵となります。

これには専門機関での検査が必須となります。

では、不顕性誤嚥があると診断された場合、またそうかもしれない場合、家庭でできることは何でしょうか?

一つ目の大切なのことは、口腔ケアです。口腔内には善玉菌も多いですが、歯周病を発症する悪玉菌もまた非常に多く生息しています。

これらの悪玉菌(歯周病菌群)は肺炎の原因菌となります。よって、これらの菌をコントロールすることが、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を予防する重要なことなのです。

よく、口腔ケアというと、ただ歯磨きをすることだという認識がありますが、舌には舌苔(ぜったい)という歯垢と同じ細菌の塊が付着しています。

また、頬粘膜や義歯にも同じように歯周病菌群は住みついています。よって、歯や舌、頬などの粘膜、義歯をきれいにすることを総称して口腔ケアと呼ぶのです。