身体のあちこちに痒み


概 要

「風邪」

風邪(ふうじゃ)が原因の初期症状
皮膚障害の多くは、「風邪」が引き起こすものと中医弁証学では考えます。自然界から風邪が侵入すると、身体表面の機能が低下し、皮膚の「気・血」の流れが悪くなることで障害が現れます。


主症状

・あちこちが痒くなる
・上半身に症状が出やすい
・症状の変化が多い


治 療

動く性質を持つ「風邪」による症状は、身体のあちこちに痒みがある、上半身に症状が出やすい、発疹が出たり治まったり症状の変化が多い、などが特徴です。皮膚トラブルの初期段階でもあるので、風邪の発散を心がけ、慢性化しないよう早めに対応してください。


使用漢方薬

次の漢方薬が、皮膚のトラブル・風邪・に対してよく効く可能性が高いです。

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処方名:消風散

消風散 去風養血・清熱除湿

皮膚科の主要処方で、主に去風作用によって皮膚の掻痒感を治療しますよ!。

利湿作用もあるので、湿邪による湿痒も治療できます。

石膏と知母のすぐれた清熱作用により、皮膚の熱感を取り、皮膚潮紅を治療します。

養血潤燥薬は皮膚の乾燥に対応しますね。

皮膚疾患の各症状を治療できる基本方剤で、広範に用いられますよ!。
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規 格 税込価格 数 量 カゴに入れる↓
42包(2週間分) 4,370円(税込)
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189包(63日分) 18,608円(税込)
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処方名:十味敗毒湯

十味敗毒湯 辛温解表・去風止痒

中心の発散去風作用によって、肌膚に鬱滞する風邪・寒邪を取り除き、発疹症状を治療しますよ!。

処方の中の防風・荊芥は皮膚の掻痒感を治療する主薬で、風寒掻痒に適しますね!。

撲樕は民間薬で、解毒作用があり、この作用は敗毒湯という処方名にとり入れられています。

本処方は皮膚の掻痒感がある湿疹の初期、寒冷性尋麻疹の初期に用いますよ。

このほか、去風解表薬が多いので、外感風寒の感冒にも用いられますね。

薬性は温に偏るので、皮膚の熱感が強い場合は用いてはならないですよ!。
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42包(2週間分) 5,016円(税込)
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2.5g×189包(63日分) 19,703円(税込)
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処方名:防風通聖散

防風通聖散 疏風解表・瀉熱通便

表の風熱と裏の実薬を同時に治療する方剤ですよ!。

二便を通じさせて熱邪を除去するので、便秘の傾向がある場合に使用しやすいです。

掻痒を止める作用が弱いが、特徴は清熱瀉火作用によって、皮膚の赤味を治療できることです。

臨床では便秘を伴うにきび・湿疹・アトピー性皮膚炎に用いられますね!。
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42包(2週間分) 3,275円(税込)
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189包(63日分) 13,132円(税込)
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食 養

食養皮膚のトラブル-風邪-対応の方は、次の食材を積極的にお召し上がりください。

肉 果物 野菜 温野菜 魚

香りの良いもの、辛味のある食材で、風邪の発散を心がけましょう。
油っこい食事はなるべく控えるようにしてください。

●菊花茶
●ミント
●しそ
●三つ葉
●香菜
●スイカズラの花(金銀花)


暮しの養生

暮らしの工夫で、良い肌状態を保ちましょう

皮膚を良い状態に保つためには、まず外からのトラブル要因を取り除くことがポイント。ホコリやペットの毛などが室内に溜まらないよう、こまめな掃除、換気を心がけましょう。入浴で皮膚を清潔に保つことも大切です。その際、石けんは低刺激で保湿性の高いものを選ぶと安心です。また、スキンケアも大切です。潤い成分として、高麗人参や当帰、紫根などの植物エキスにビタミンE、ヒアルロン酸などが配合された「瑞花露クリーム」などで、ていねいにお手入れしましよう。

おしゃれにもちょっとした工夫を。衣服は肌に優しい綿素材を選ぶ、アクセサリーは素材選びや付け方に注意する、化粧を控えめにする、などを心掛けましょう。また、洗濯用洗剤も自分に合うものを選び、衣類に残らないよう少量を使うようにしてください。

身体を整えるためには、まずバランスの良い食生活を。体内に毒素が溜まらないよう食物繊維などを多く摂り、便秘にならないよう気を付けましょう。また、甘いもの、油っこいもの、コーヒー、アルコール、タバコなどは控えめに。

そのほか、睡眠を十分にとる、生活上のプレッシャーを溜めないといった生活の注意も大切なポイントです。これからは新緑の美しい季節。緑が香る爽やかな空気をいっぱいに吸い込んで、毎日をいきいきと過ごしましょう。