乾燥からくる痒み


概 要

「燥邪」

体内の潤い不足で皮膚が乾燥

潤いは、皮膚を守る大切な要素です。秋は空気が乾燥し、皮膚表面ばかりでなく体内も潤い不足になりがちです。

慢性的な皮膚障害がある場合は、皮膚が弱く乾燥しやすい状態になっているので、特に気を付けましょう。


主症状

・皮膚の乾燥、乾燥による痒み
・口や鼻の乾燥、から咳
・便秘気味


治 療

乾燥の症状は、体内の「血」と「水」が不足し、皮膚の潤いや栄養が足りなくなることが原因です。毎日の食事で十分に栄養を摂り、身体の中の潤いを保つよう心がけてください。


使用漢方薬

次の漢方薬が、皮膚のトラブル・燥邪・に対してよく効く可能性が高いです。

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処方名:当帰飲子

当帰飲子 養血潤燥・熄風止痒

皮膚科の主方で、血分薬が多く配合され、主として皮膚乾燥、皮膚掻痒などに用いますよ!。

処方中の生何首烏は養血作用のほか、解毒通便作用を有し、皮膚疾患によく使われる生薬ですね!。

黄耆は益気のほかに、生肌機能によって皮膚の治癒をはかります。

防風・荊芥・白疾黎は掻痒感を治療しますが、特に白疾黎は血虚風盛の内風掻痒に適しますよ!。

処方の薬性は温に偏るので、皮膚の熱感が強く、赤味がある時には不適当ですよ!。
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規 格 税込価格 数 量 カゴに入れる↓
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食 養

食養皮膚のトラブル-燥邪-対応の方は、次の食材を積極的にお召し上がりください。

肉 果物 野菜 温野菜 魚

潤いを与える食材、コラーゲンを豊富に含むものなどを選びましょう。
しっかり食べて栄養を摂るようにしてください。
●ほうれん草
●大根
●りんご
●なつめ
●蜂蜜
●豚の皮
●白きくらげ


暮しの養生

暮らしの工夫で、良い肌状態を保ちましょう

皮膚を良い状態に保つためには、まず外からのトラブル要因を取り除くことがポイント。ホコリやペットの毛などが室内に溜まらないよう、こまめな掃除、換気を心がけましょう。入浴で皮膚を清潔に保つことも大切です。その際、石けんは低刺激で保湿性の高いものを選ぶと安心です。また、スキンケアも大切です。潤い成分として、高麗人参や当帰、紫根などの植物エキスにビタミンE、ヒアルロン酸などが配合された「瑞花露クリーム」などで、ていねいにお手入れしましよう。

おしゃれにもちょっとした工夫を。衣服は肌に優しい綿素材を選ぶ、アクセサリーは素材選びや付け方に注意する、化粧を控えめにする、などを心掛けましょう。また、洗濯用洗剤も自分に合うものを選び、衣類に残らないよう少量を使うようにしてください。

身体を整えるためには、まずバランスの良い食生活を。体内に毒素が溜まらないよう食物繊維などを多く摂り、便秘にならないよう気を付けましょう。また、甘いもの、油っこいもの、コーヒー、アルコール、タバコなどは控えめに。

そのほか、睡眠を十分にとる、生活上のプレッシャーを溜めないといった生活の注意も大切なポイントです。これからは新緑の美しい季節。緑が香る爽やかな空気をいっぱいに吸い込んで、毎日をいきいきと過ごしましょう。