Question:新型インフルエンザって何のこと?

●Answer:インフルエンザウイルスが「変身」する性質を持っているということは、前に述べました。新型インフルエンザとは、簡単にいえば、それまでにはない大変身をとげたウイルスのことです。インフルエンザの実体像

1997年には、香港で新型インフルエンザ発見のニュースが、またたく間に世界中を流れました。新型インフルエンザが特に恐れられるのは、私たちがそのウイルスに対する抗体を全く持っていないため、世界的な大流行が危倶されるからです。

幸い、この香港で発見された新型インフルエンザは、人から人への感染が確認されないまま、終息宣言が出されました。しかし次またいつ恐ろしい新型ウイルスがあらわれてもおかしくありません。

Question:インフルエンザに襲われやすいのはどんな人

●Answer:インフルエンザに襲われやすい人たちのことを「ハイリスクグループ」といい、高齢者や乳幼児、妊産婦などがこれにあたります。ハイリスクグループの人々は、合併症を起こしたり、インフルエンザがきっかけで持病を悪化させてしまう危険性が高いので、特に注意が必要になります。

ハイリスクグループには、以下のような人たちがあてはまります。

●高齢者(65歳以上)高齢者乳幼児
●乳幼児
●妊産婦
●呼吸器の病気を持つ人
(気管支喘息、慢性気管支炎、肺結核など)
●心臓の病気を持つ人
(僧帽弁膜症、うっ血性心疾患など)
●腎臓の病気を持つ人
(慢性腎不全、血液透析患者、腎移植患者など)
●代謝異常の病気を持つ人
(糖尿病、アジソン病など〕
●免疫不全状態の患者
●養護施設等に入所している慢性の病気をもつ人
●医療、保安、交通の仕事に従事する人

Question:解熱剤を使用しても良いの

●Answer:インフルエンザは高熱が出るため、解熱剤で熱を下げたくなりますが、むやみに使用するべきではありません。発熱は、ウイルスを増殖させまいとする体の正常な反応だからです。

現在、開発は続けられているものの、直接ウイルスを殺す薬はまだありません。解熱剤を含め、私たちが飲んだときに「効いた」と思う薬は、あくまで不快な症状をやわらげる効果を持っているにすぎないのです。ですから、38.5℃以上の高熱が続くなどして、体が著しく衰弱しているときにのみ使うようにしましよう。

いずれにしても、個人で使用を考える前に、まずは医師とよく相談してください。

Question:予防接種は本当に効くの

●Answer:予防接種は、完全にはインフルエンザを予防できませんが、かなりの有効性が確認されています。また、かかっても症状が軽くすむという効果があります。

この「症状が軽くすむ」という効果は、重症化しやすい高齢者や乳幼児には生死を左右しかねない問題ですので、特に重要です。実際に高齢者のワクチン接種者は、非接種者にくらべて肺炎で死亡する率が約3分の1に減っているという報告もあります。

以前は「よくワクチンの型が外れるので、あまり効果がない」というようなことも言われましたが、最近は研究も進み、予測はほぼ的中しています。

Question:予防接種の副作用は

●Answer:予防接種の副作用で最も多くみられるのは、接種箇所の痛みです。ついで発熱や不快感、筋肉痛などがありますが、いずれも症状は軽く、1~2日でおさまるのがふつうです。

しかしながらアレルギー体質者の場合には、事前に医師とよく相談のうえで予防接種を受ける必要があります。特に「卵アレルギー」の人たちは、副作用を起こす可能性が非常に高いので、医師の許可なしに受けてはいけません。卵アレルギー

これはインフルエンザ・ワクチンの製造過程で卵が使われているためです。

自分がアレルギー体質かどうかは、パッチテストなどでわかりますので、不安のある方は医師に申し出るとよいでしょう。

Question:

●Answer:

 

 

 

 

 

 

 

 

         1918年:スペインかぜ

         1957年:アジアかぜ

         1968年:香港かぜ

         2009年:新型インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

            ヘモグロビンAlcは、

 

            HbAlc(NGSP) 4.6~6.2

            HbAlc(JDS)   4.3~5.8

            が正常です。

 

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