中国情報 of インフルエンザ(Liveと合成用)

北京・天安門広場

2009年5月7日(木)

中国政府のインフルエンザ対策

【新華社北京5月7日=劉奕湛】 国家中医薬管理局は、「インフルエンザA(H1N1)漢方医薬予防方案」を発布し、インフルエンザ予防中医薬処方を発表した。

これには生活面の予防、飲食面の予防、医薬面の予防の三つがあり、さまざまな人たちについて、それぞれ詳しく、かつ簡単で実行しやすい漢方処方を提示している。

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 それによると、生活、飲食面の予防では、着ている衣服を適時に増やしたり、減らしたりして、寒暖に対応する。飲食は適時、適量、適温を守り、刺激物は減らす。仕事と休息については規則性を持たせ、よく動き、早く寝る。心のバランスを保つ。インフルエンザに対する恐怖心は気の機能を乱れさせ、かぜをひきやすくなる。このほか飲食はあっさりしたものにし、脂肪の多い、味の濃いものを少なくし、簡単でおいしい薬膳にすると、インフルエンザ予防に役立つ。

処方1 虚弱体質でかぜにかかりやすい人
    太子参10グラム、蘇葉6グラム、黄キン(キン=草かんむり+今)10グラム、牛蒡子10グラム、

処方2 顔が赤く、口や鼻が乾燥する人
    大青葉5グラム、紫草5グラム、生甘草5グラム

処方3 顔色が悪く、腹部にいつも膨張感のある人
    蘇葉10グラム、佩蘭10グラム、陳皮10グラム、

処方4 のぼせやすく、息がすっぱい臭いのする子供
    カク香6グラム、蘇葉(カク=草かんむり+霍)6グラム、銀花10グラム、生山サ(サ=木へん+査)10グラムをそれぞれ清水で煎じて毎日1服、服用する。

注意事項:服用期間、老人は医師の指導に従い、量を適切に調整す る。慢性疾患のある人や妊婦は慎重に服用する。インフルエンザ予防の漢方薬の長期服用は適しておらず、一般に3―5日とする。服用期間または服用後、気分が悪くなった場合、直ちに服用をやめ、直ぐに医師に相談する。これらの漢方薬に過敏な人は使用してはならない。過敏な体質の人も慎重に服用する。いわゆる秘法や偏った処方を信じてはならない。

ただし、上記は中国人向けの量であるため、日本人の体質に対しては強すぎる懸念があるため、漢方医、薬剤師の指示で服用すること。

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2009年5月21日 (木)

中国(中医学)の新型インフルエンザ対策

イベントがいよいよ幕開け。

 弱毒性とは言え、感染力が強く世界的な広がりを見せる新型インフルエンザに対して、4年前に中国政府のSARS予防チームの責任者で、当時SARS予防のための漢方処方を考案した広州中医薬大学の鐘教授が今回の新型インフルエンザ対策に有効な処方を発表したと中国“健康報”誌が伝えています。

銀翹散と五味消毒飲

 鐘教授の処方内容は金銀花、連翹、桑葉、葛根、菊花、大青葉など数種類の生薬からなるものですが、既存の処方では銀翹散と五味消毒飲を足したような処方構成になっています。これらは、家族や自分の周りの人が新型インフルエンザを発症したといった状況ではお勧めできる処方です。

 また、中医学的に考えると今回の新型インフルエンザは季節要因として、寒い時期ではなく気温も湿度も高い時期の流行と言うことで、日頃の体調管理に関しては冬の時期のように体を温める作用のあるものより、専門的には「気陰」を補うことが必要で、生脈散や参苓白朮散などの処方の出番となります。

更に、中国では“常識”であるが故に、誰も敢えて言いませんが、気温が高くなってきたからといって体温以下の飲み物や食べ物を摂るのは、インフルエンザの予防はもちろんのこと、体調管理にとって大きなマイナスになります。




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