治 療
真武湯(戻苓4.O、白市、苅薬各3.O、JP生姜1.5、附子!.0)
腎陽虚があり、水分代謝を制禦できないために内寒と余剰の水分が体内に溢れている者に用いる。
八味丸(地黄60、山薬、山茱萸、扶苓、沢潟、牡丹皮各30、桂皮、附子各1.O)
腎陽虚の為、背中や足腰が冷え、風寒の邪に侵され易くなっている者に用いる。下半身の脆弱、尿利異常、且斉下不仁を目標にする。
牛車腎気丸(地黄5.0、山薬、山茱萸、戻苓、沢潟、牡丹皮、牛膝、車前子各3.O、桂皮、附子各1.O)
八味丸の証に加えて、尿不利で、体内に水飲が貯溜し日頃から浮腫や鼻汁、水様タンを伴う者に用いる。
使用漢方薬
次の漢方薬が、アレルギー性鼻炎・寛解期(根本療法)・肺腎両虚証に対してよく効く可能性が高いです。


処方名:真武湯
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処方名:八味地黄丸
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処方名:牛車腎気丸
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備 考
花粉を吸い込まない防御策と免疫カをアップする食生活で予防
花粉症予防のポイントは、まずアレルゲンとなる花粉を吸い込まないこと。
できるだけ花粉と接触しないことが症状の緩和になります。まだ花粉症にかかっていない人も、花粉許容量を超えると発症する可能性がありますから、外出時には天気予報の花粉飛散量をチェックして、マスクをするなどの防御策をとるようにしましよう。
帰宅時にはうがいや手洗いを習慣にし、体に付着した花粉を取り除きます。
洋服にも花粉がついているので、コートにブラシをかける、こまめに洗濯するなどの工夫を。洗濯物や布団も室内に干すか、乾燥機を使用するのがおすすめです。外に干す場合は、花粉飛散量の少ない日を選ぶようにしましよう。
花粉症などのアレルギー体質を改善するには、毎日の食生活も重要なポイ
ントです。食生活が不規則だったり、栄養バランスが崩れたりすると、免疫機能が低下する結果になり、それがアレルギーになりやすい体質を作る原因の一つになります。単品食ではなく、いろいろな食材をバランスよく摂取することがベストですが、特に体の防衛力を高めて抵抗力を強化するビタミンやミネラルが不足しないように心がけることが大切です。
また良質のタンパク質をとることも大切ですが、肉類は胃腸に負担をかけ
やすく、熱がこもりやすいので、魚中心のメニューに。特にサバやアジなどの青魚には、血液をサラサラにするEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれ、アレルギーの症状を出にくくする働きがあります。バランスのとれた食事で免疫力をアップし、花粉症に強い体質作りを心がけましょう。




