概 要
特にこの秋に注意したいのが、インフルエンザです。
今年の夏のように高温多湿で30℃以上の熱帯夜が続き、残暑が厳しかった場合は、例年よりも暑さや湿度による不眠、食欲不振などで体力を消耗している人が多く、また発汗によって汗とともに水分だけでなくミネラル分も一緒に排出されるため、免疫力が低下しているのでインフルエンザにかかりやすいのです。
また、冷房などで体温調節も悪くなっています。
※インフルエンザにかかってしまった場合は、病院へ行きましょう。
治 療
特に夏バテで気(エネルギー)と陰(津液)を失っている気陰両虚タイプの人は要注意。
疲れやすい、汗をかく、舌が赤く苔が少ないなどの症状がある場合は体を潤す生脈散 »、倦怠感や体の冷え、舌の両端に歯型がつく、苔が白いなどの症状がある場合は免疫力を高める「板藍根(ばんらんこん)
」などで予防しましょう。
使用漢方薬
次の漢方薬が、風邪症候群に対してよく効く可能性が高いです。
処方名:生脈散
処方名:板藍根(ばんらんこん)
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備 考
漢方薬は西洋薬の風邪薬に比べ副作用が少ないので、特に胃腸が弱い方、過敏体質の方、高齢者、妊婦などには使いやすいです。