概 要
寒熱往来証:悪寒がする時は発熱がなく、発熱する時は悪寒がない。すなわち、悪寒と発熱を交互にくり返す状態をいいます、これは少陽病で正気と邪気が争っている時に現れる証で、柴胡剤の適応です。
悪寒や微熱をくり返し、治りにくいもの。
呼吸器と消化器の症状がみられる、食欲不振、嘔気、脇や季肋部が脹る。
【舌苔】…白。【脈】…弦。
治 療
1.本証に用いる基本方剤
小柴胡湯 »です。
2.胃が弱く、時に腹痛や悪寒がある方
柴胡桂枝湯 »を使用します。
3.扁桃の発赤腫脹が続く方
小柴胡湯加桔梗石膏 »を使用します。
使用漢方薬
次の漢方薬が、風邪症候群に対してよく効く可能性が高いです。
処方名:小柴胡湯
処方名:柴胡桂枝湯
処方名:小柴胡湯加桔梗石膏
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備 考
漢方薬は西洋薬の風邪薬に比べ副作用が少ないので、特に胃腸が弱い方、過敏体質の方、高齢者、妊婦などには使いやすいです。