牌は水飲の吸収運化を支配しています。

本来脾虚がある上に、水分を過剰に摂取したり、湿邪が存在した結果、水分が脾悶に停滞し、吸収排泄が障害されて浮腫を生じたものです!。

脾は四肢を主るので四肢に初発し・慢性に経過する浮腫には脾虚湿困に因るものが多いです。

頭重、全身倦怠感、下痢軟便、嘔気などを伴うことが多いですよ!。

脈は緩脈や濡脈、舌質淡で舌苔は白膩あるいは白滑です。

腹部軟、胃内振水音を聞くことがありますね!。

「脾胃(胃腸)」には、飲食物から栄養や水分を取り込み、全身に運ぶ「運化」という働きがあります。

脾胃が弱くなるとこの運化機能も低下するため、水分代謝が落ちて「水湿(余分な水分)」が溜(た)まりやすくなります。


概 要

このタイプの養生は、弱った脾胃を元気にして、水分代謝を上げることが基本ですね!。

暴飲暴食、冷たいものや刺激物の取り過ぎなどは避け、脾胃に負担をかけない食生活を心がけましょうね。


主症状

むくみ、手足のこわばり、手足が重い、疲労倦怠感、食欲不振、お腹の張り、軟便または下痢


使用漢方薬

次の漢方薬が、むくみ(浮腫)・「脾胃」虚弱(中焦)・に対してよく効く可能性が高いです。

医薬品個人輸入 説明表示をクリック(タップ)→説明表示 いらっしゃいませ

処方名:参苓白朮散

参苓白朮散
shopping のお買物
規 格 税込価格 数 量 この商品を買う↓
2g×90包(1ヶ月分) 8,280円(税込)
数量
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。
電話、Fax、Eメールで承ります。
弁証論治しましょう。
500g 19,550円(税込)
数量
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。
電話、Fax、Eメールで承ります。
弁証論治しましょう。

処方名:香砂六君子湯

香砂六君子湯

処方名:補中益気湯

補中益気湯
shopping ツムラ 補中益気湯 エキス顆粒(医療用)のお買物
規 格 税込価格 数 量 この商品を買う↓
2.5g×42包(2週間分) 7,546円(税込)
数量
2.5g×189包(63日分) 29,645円(税込)
数量


舌 質

舌の色が淡い



食 養

食養むくみ(浮腫)-「脾胃」虚弱(中焦)-対応の方は、次の食材を積極的にお召し上がりください。

肉 果物 野菜 温野菜 魚

甘味、温性の食材で脾胃を養う

大豆製品、米、いんげん豆、山芋、じゃがいも、かぼちゃ、棗(なつめ)、りんご、鯵(あじ)、太刀魚、豚肉、鶏肉、みかんの皮、しそ


ツボ(経穴)

ツボ 日々の身体ケアにおすすめの「ツボ(経穴)押し」ですよ!。

胃腸トラブルから婦人科疾患、不眠、腰痛、むくみまで、さまざまな不調の改善に効果が期待できる"下半身のツボ"をご紹介します。

ちなみに、ツボはーカ所でいくつもの不調に対応できる優れものです。

その仕組みは次の通りです。中医学では、人の身体には気・血の通り道「経絡(主要12本)が巡っていて、それぞれの経絡が特定の臓器と関わっていると考えます。

ツボ(経穴)は、この経絡の要所要所にあるターミナル駅のような存在です。

ーカ所のツボにいろいろな経絡が乗り入れているため、複数の臓器に働きかけることができるのです。ツボを上手に活用することは、心身を整える一助になりますね!。

●ツボ押しのポイント:「気持ちいい」「痛気持ちいい」と感じる<らいの強さで親指など指の腹で3~5秒押し、1力所4~5回繰り返します。痛いときは無理をせず、やさしくマッサージをしましょうね!。


暮しの養生

ウォーキング ●運動やストレッチを習慣にして、血流&代謝アップを考慮しましょうね!。ウォーキングは1日7000~8000歩を目安に実行しましょう。

毎日の入浴 ●毎日の入浴で発汗を促して。身体が温まるので血流改善にもつながります。

スムーズな排尿・排便 ●スムーズな排尿・排便で、余分な水分や老廃物を溜めない体質になる事をめざしましょう!。

マッサージ ●入浴中はマッサージに最適です。むくみの気になる部分をていねいにほぐしましょうね!。

食事 ●「脾胃(胃腸)」に負担をかけない食事を意識してください。塩分、こってりした料理、甘いもの、冷たいものなどの取り過ぎに気をつけましょうね!。


備 考

むくみは、体内にたまった過剰な水分が原因で起こりますよ!。

「夕方になると脚がむくむ」「朝起きると顔がはれぼったい」「手の指がむくんで指輪がきつい」などの自覚症状が現れます。

下半身のむくみがなかなか治らず、いわゆる「下半身太り」のような状態で悩む人も少なくありません。

太る原因は「脂肪」または「水分」のどちらかが余分になっているためですが、下半身太りの場合は、後者が関係しているケースが大半です。

漢方でむくみは、「体の機能単位である五臓六腑の機能がバランスを欠くことで、体内の水分の流れが停滞して生じる」と考えられています。こうした慢性的なむくみを解消するにも、漢方薬が効果を発揮してくれます。

むくみの原因は、五臓六腑の機能低下によって発生した「内湿」

むくみは、体液の流れが滞ることが原因で起こりますよ!。

体内に停滞する異常な水液のことを内湿(ないしつ)といい、むくみと深い関係にあります。

体内の水液を調節する機能を、漢方では「三焦(さんしょう)」という概念でとらえています。

「三焦」は五臓六腑(*)の1つで、全身に広がるすべての臓腑を包み込む膜状の組織です。

「気」や「津液(しんえき)」は、この三焦を通って全身を流れていく(三焦気化)とされています。

「気」は生命活動全般に関わるエネルギーを、「津液」は組織間液やリンパ液など人体に必要な液体を指します。

むくみは、この三焦気化がスムーズに機能しなくなったときに、体液の流れが滞り、内湿が溜まることで起こります。

三焦気化は、水分の吸収や循環、排泄に関わる「脾」「肺」「腎」「肝」からの影響を受けると考えられています。


五臓六腑 ※五臓六腑とは…漢方において、身体の機能を示す言葉ですね!。

「肝」「心」「脾」「肺」「腎」という5つの機能的単位(五臓)と、「胆」「胃」「大腸」「小腸」「三焦」「膀胱」といった6種の中空の器官(六腑)を指します。

それらのバランスを調えることにより、病気を治療します。主に「肝」は自律神経系、「心」は循環器系、「脾」は消化器系、「肺」は呼吸器系、「腎」は内分泌系や生殖器系の機能が当てはまります。