熱中症の予防対策としては、「心」と「脾胃」を健やかに保つことが基本ですよ!。

特に不調を感じていなくても過信はしないで、日頃の介護を心がけましょうね!。


概 要

夏は発汗で体内の「水分」を消耗してしまうため、血液が濃縮されてドロドロ血を招きやすくなります。すると、血流が滞って「瘀血(血行不良)」を起こし、「心」に負担がかかるようになりますよ!。

こうした心の不調が熱中症につながるため、瘀血を防ぎ、血流をスムーズに保つことも夏の体調管理の大切なポイントとなりますね!。

瘀血を起こしていると、冷房の効いた室内に入った時などに、血管の詰まりを招いてしまう心配もあります。高血圧症、狭心症、動脈硬化症などを患っている人は特に注意して、サラサラ血流を保つよう心がけましょうね!。


主症状

動悸、心痛、胸痛、頭痛、物忘れ、手足のしびれ、毛足の冷え顔色が悪い


使用漢方薬

次の漢方薬が、熱中症・予防対策・瘀血に対してよく効く可能性が高いです。

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処方名:冠心Ⅱ号方

冠心Ⅱ号方 活血・化瘀

よみがえれ血管!めぐらせ血液

全身の瘀血状態を改善する名方ですよ!。

方中の丹参は養血・活血作用をもち、長期的に使用できます。

特に心と脳の血流を改善する効能があり、高血圧・高脂血症・動脈硬化症などの生活習慣病に伴う肩こり・肩痛に効果がありますね!。

川芎は頭痛の専門薬でもあり、方剤の効能を上部に集中させます。紅花と赤芍薬の活血作用と、香附子・木香の理気作用によって疼痛症状を緩和させますね!。

五十肩・更年期に見られる肩こり・肩痛は、年齢とともに蓄積されやすい瘀血の存在が考えられます。本剤を使用すれば、肩こり・肩痛・脳血管疾患・心血管疾患の予防にもなりますよ!。
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舌 質

暗く瘀斑・瘀点


暗く瘀斑・瘀点
暗く瘀斑・瘀点

食 養

食養熱中症-予防対策-瘀血対応の方は、次の食材を積極的にお召し上がりください。

肉 果物 野菜 温野菜 魚

さらさら血液で、瘀血を防ぎましょう!

●玉ねぎ
●サンザシ
●ウコン
●わかめ
●らっきょう
●紅花
●赤ワイン
●シナモン


暮しの養生

●夏でも入浴を心がけ、疲労の回復をしましょうね!。

●睡眠を充分とって体力の回復をしましょう。疲れたら昼寝もオススメですよ!。

●適度に汗をかくことも大切です。冷房は過剰にならないよう、上手に使いましょうね!。

●胃腸を守るためにも、冷たい飲食や生ものは控えめにしましょう!。


備 考

暑邪

暑邪の特徴

「熱中症」を代表とする暑証をひき起こす主な病因は暑邪ですよ!。暑証の治療のため、暑邪の特徴を把握しておきたいですね。

(1)暑邪は陽邪で炎熱の性質
暑は夏の主気であり、これが病因となると暑邪といいます。暑邪は陽邪であり、炎熱の特徴をもつので、暑証の症状は発熱・心煩・口渇・数脈などの熱証の特徴をもちますよ!。

(2)暑邪は昇散して津液と気を損傷
暑邪は陽邪のため上昇・発散を主ります。暑邪が侵入すると、皮膚の膜理が開き、ひどく汗をかき、そのため津液は消耗され、口渇・尿少などの津液損傷の症状が見られますよ。汗とともに津液だけではなく、津液を固摂する気も流失してしまうため、息切れ・疲れなどの気虚症状も見られますね!。

(3)暑邪は湿邪と結びつきやすい
暑邪は湿邪と絡むことが多いです。その理由は2つ考えられますね。
①夏は雨も多く蒸し暑く湿っぽい。自然界に暑邪と湿邪が同時に存在し、これらが人体に侵入する条件があります。
②夏は生冷のものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまいます。その結果、脾胃を損傷し、脾胃の運化機能が影響され、体内に水湿が停滞し、悪心・下痢などの胃腸症状も多くなりますよ!。

夏と臓腑の関係

中医学では、夏は特に心および脾胃の臓腑を調節し補益することが大切と考えていますよ!。

(1)心
心は暑を主ります。暑くなって汗をかきすぎると、身体の水分である津液は消耗されて、血液が濃縮し、心の負担が重くなり、動悸・眩暈・心煩などの心の症状が現れます。夏はできるだけ水分をとって津液を補い、養心・清心する必要がありますね!。

(2)脾胃
夏は暑気ばかりでなく湿気(気候・食事などから)も多く、湿によって脾がやられると、食欲不振・下痢・痩せなどの脾胃不足の症状が多くなりますね。できるだけ脾胃を補益して水湿を運化させるため健脾・惨湿・和胃法を併用したいですね!。