熱中症の予防対策としては、「心」と「脾胃」を健やかに保つことが基本ですよ!。

特に不調を感じていなくても過信はしないで、日頃の介護を心がけましょうね!。


概 要

暑さと湿気のダメージで、夏後半に起こりやすいのが胃腸不調を伴う熱中症ですよ!。

吐き気や下痢、食欲不振などの症状が特徴で、こうした脾胃の不調も、中医学では暑さの影響による熱中症の一つとして対処しますね!。

このタイプは、まず体内に溜まった「湿(余分な水分や汚れ)」をスッキリ取り除くことが大切ですね!。

また、過剰な水分は湿を生む要因となるので、水分補給は適量を心がけましょうね!。


主症状

吐き気、食欲不振、胃もたれ、膨満感、頭重、むくみ、軟便または下痢


治則説明

身体内に溜まった「湿(余分な水分や汚れ)」を取り除く


使用漢方薬

次の漢方薬が、熱中症・対処方法・脾胃に対してよく効く可能性が高いです。

医薬品個人輸入 説明表示をクリック(タップ)→説明表示 いらっしゃいませ

処方名:平胃散

平胃散 急、慢性胃腸カタル、消化不良、胃アトニー、食欲不振に
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処方名:香蘇散

香蘇散 胃腸が弱く、イライラのある風邪に。気の巡りが悪い状態。鬱状態に。頭痛や蕁麻疹(じんましん)にも
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処方名:藿香正気散

藿香正気散 重だるさを伴う胃腸型の風邪に、夏風邪に
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夏バテの緩和方法

「夏バテ」が本当につらいときは即効性のある【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】に頼ってもよし!疲れ知らずの夏を過ごそう。

夏の暑さで体調を崩し、食欲が低下したり慢性的な疲労がたまったりする「夏バテ」。

育児や仕事に大忙しの健康な方々にとって、「夏バテ」は本当につらいですよね!

今回は「夏バテ」の原因と対処法を解説し、つらい「夏バテ」を緩和する【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】の選び方を紹介します。

「夏バテ」の症状と原因

高温多湿な夏の気候にからだが順応しきれないと、食欲の低下や倦怠感、頭痛や熱っぽさといった「夏バテ」の症状があらわれます。

おもな原因は「脱水症状」「栄養不足」「自律神経の乱れ」の3つです。

夏は発汗量が増え、体内の水分とミネラル分が失われて脱水気味になり、めまいや立ちくらみなどの倦怠感を引き起こすことがあります。

重度の脱水状態は熱中症を引き起こす恐れがあるため、水分・ミネラル分をのどが渇く前に意識的に補給することが大切です。

失われた水分を冷たい飲み物で潤そうとしがちですが、これは胃腸を冷やして消化不良などの胃腸の機能低下を招き、食欲の減退・栄養不足につながる可能性があります。

また、屋外と冷房の効いた屋内では気温差が大きくなりやすく、体温調節を担う自律神経の稼働負担が増えます。

自律神経は発汗や消化吸収など、からだのさまざまな機能をコントロールしているため、自律神経が消耗するとからだに不調があらわれはじめます。

「夏バテ」の対処法

以下に誰でも簡単に行える「夏バテ」の対処法を3つ解説します。

こまめな水分補給と適切な食事

「夏バテ」を防ぐには、こまめな水分補給が重要。人間は1日に約2.5Lの水を必要とし、飲料からは1.2L程度の水分を補う必要があります(残り1Lは食事由来、0.3Lは体内で生成される水分です)。

汗からは水分と一緒にミネラル分も失われてしまうため、汗をかきやすい日は経口補水液を飲むのもおすすめです。

また、たんぱく質や炭水化物、脂質、ビタミン・ミネラルなど、バランスのとれた食事を心がけ、からだに栄養が行きわたるようにしましょう。

1日に必要な水分のうち、1Lは食事から摂取しているため、朝ごはんを抜きなどにしてしまうと、水分が不足しがちになる可能性もあります。食事は1日3回しっかり摂るようにしましょう。

良質な睡眠と適度な運動

質のいい睡眠と適度な運動習慣は、「夏バテ」予防の基本です。良質な睡眠は自律神経を整え、疲労した心身を回復へと導きます。

また、軽い運動を日々の生活に組み込むと、体力がついて「夏バテ」しにくいからだ作りにつながります。運動には自律神経を整えたり、睡眠の質をよくしたりする働きもあるので、無理なく取り入れてみてはいかがでしょうか。

とくに、就寝3時間前の有酸素運動(速歩や軽いランニングなど)は脳温を一次的に上昇させ、就寝時の脳温の低下率を大きくする効果があります。脳が脳温の低下をより感じやすくすることで、睡眠が誘発され入眠しやすくなります。

「夏バテ」に効くツボ

ツボ押しも、「夏バテ」対策のひとつ。湧泉(ゆうせん)は「元気が泉のように湧き出てくる」ツボといわれており、疲労回復したい人におすすめです。

湧泉は足の裏、土踏まずの上のくぼんだ部分にあります。気持ちいいと感じる強さで、5秒程度押すとすっきりしますよ。

どうしてもつらいときは?

どうしても「夏バテ」がつらい……。そんなときは、【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】の力を借りるのもひとつの手段です。

ただし、【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】のスッキリ感はあくまでも一過性のもの。

症状の根本的な改善にはなりませんので、本当につらいときのお助けアイテムとして活用しましょう。

【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】にはカフェインが多く含まれ、覚醒作用や興奮作用がある商品もあるため飲みすぎないように注意してください。

また、カフェインのほかにアルコールが含まれる商品もあるため妊娠・授乳中は避けたほうがいいでしょう。

以下に【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】の選び方をご紹介します!

【栄養ドリンク】と【エナジードリンク】の違い

「夏バテ」や倦怠感など、活力が出ないときに頼りたいのが【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】。錠剤よりもからだへの吸収が早く即効性があるのが魅力ですよね。

これらは似たような商品ですが、実は分類が異なります。

【栄養ドリンク】は「医薬品」または「指定医薬部外品」に分類されるお薬です。

栄養ドリンク
【エナジードリンク】は「清涼飲料水」に分類される食品です。

エナジードリンク
そのため、【栄養ドリンク】は用法・用量が明確に定められており、効能・効果が具体的に示されています。

一方、【エナジードリンク】は、保健機能食品(トクホ、栄養機能食品、機能性表示食品)以外は、保健機能食品のように機能性を表示できませんし、医薬品ほどの効果は期待できません。

自分の症状にあったものを選ぶ

【栄養ドリンク】はお薬、【エナジードリンク】は食品のため、病的なほどにからだが怠く、それを治癒したいという場合には【栄養ドリンク】を、なんとなくやる気が出なくからだをシャキッとさせたい、気分転換したい程度であれば【エナジードリンク】を選ぶといいでしょう。

【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】にはさまざまな種類が販売されており、「栄養補給」「疲労回復」「眠気ざまし」「快眠サポート」などがあります。

たとえば、「夏バテ」気味でごはんをあまり食べられていないときは「栄養補給」を、熱帯夜でよく眠れていないときは「快眠サポート」を選ぶなど、シーン別に選んでみてください。

ただし、【栄養ドリンク】は用法・用量をきちんとまもりましょう。

【エナジードリンク】も食品だからといってソフトドリンク感覚で飲んではいけません。

【エナジードリンク】1缶にはインスタントコーヒー約2杯分のカフェインが含まれる商品もあるため、子どもに与えるのも不適切です。

セルフケアとサポート商品の力を借りて、夏を乗り切ろう!

高温多湿な日本の夏は、からだが気候の変化に対応しきれず「夏バテ」を起こす人が増えます。

食事や睡眠、運動などの基本的な生活習慣の見直しに加え、疲れに効くツボ押しなども取り入れて、上手に夏を乗り切りましょう。

どうしてもつらいときは、【栄養ドリンク】や【エナジードリンク】の力を借りるのもいいでしょう。

夏の暑さに負けない、健やかな健康な方々を目指してくださいね!


舌 苔

粘つく(滑苔)


粘つく(滑苔)

粘つく(滑苔)

食 養

食養熱中症-対処方法-脾胃対応の方は、次の食材を積極的にお召し上がりください。

肉 果物 野菜 温野菜 魚

留まった湿を取り除き、脾胃を健やかにしますよ!

●しそ
●みょうが
●もやし
●カルダモン
●しょうが
●春雨
●陳皮
●はと麦
●クラゲ


ツボ(経穴)

ツボ 夏バテによるだるさにはツボ押しが有効です。膝から指4本分下のところで脛の骨の外側にある「足三里」や、足の裏の土踏まずの中央のくぼみにある「湧泉」がおすすめ。足三里は胃腸の働きを高め、湧泉は、その字が示すように、“ここを刺激すれば元気が湧いてくる”といわれるツボです。

入浴時に足の裏をマッサージするように優しく押すとよいでしょう。


暮しの養生

夏でも入浴を心がけ、疲労の回復をしましょうね!。

●睡眠を充分とって体力の回復をしましょう。疲れたら昼寝もオススメですよ!。

●適度に汗をかくことも大切です。冷房は過剰にならないよう、上手に使いましょうね!。

●胃腸を守るためにも、冷たい飲食や生ものは控えめにしましょう!。


備 考

暑邪

暑邪の特徴

「熱中症」を代表とする暑証をひき起こす主な病因は暑邪ですよ!。暑証の治療のため、暑邪の特徴を把握しておきたいですね。

(1)暑邪は陽邪で炎熱の性質
暑は夏の主気であり、これが病因となると暑邪といいます。暑邪は陽邪であり、炎熱の特徴をもつので、暑証の症状は発熱・心煩・口渇・数脈などの熱証の特徴をもちますよ!。

(2)暑邪は昇散して津液と気を損傷
暑邪は陽邪のため上昇・発散を主ります。暑邪が侵入すると、皮膚の膜理が開き、ひどく汗をかき、そのため津液は消耗され、口渇・尿少などの津液損傷の症状が見られますよ。汗とともに津液だけではなく、津液を固摂する気も流失してしまうため、息切れ・疲れなどの気虚症状も見られますね!。

(3)暑邪は湿邪と結びつきやすい
暑邪は湿邪と絡むことが多いです。その理由は2つ考えられますね。
①夏は雨も多く蒸し暑く湿っぽい。自然界に暑邪と湿邪が同時に存在し、これらが人体に侵入する条件があります。
②夏は生冷のものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまいます。その結果、脾胃を損傷し、脾胃の運化機能が影響され、体内に水湿が停滞し、悪心・下痢などの胃腸症状も多くなりますよ!。

夏と臓腑の関係

中医学では、夏は特に心および脾胃の臓腑を調節し補益することが大切と考えていますよ!。

(1)心
心は暑を主ります。暑くなって汗をかきすぎると、身体の水分である津液は消耗されて、血液が濃縮し、心の負担が重くなり、動悸・眩暈・心煩などの心の症状が現れます。夏はできるだけ水分をとって津液を補い、養心・清心する必要がありますね!。

(2)脾胃
胃腸(脾)
もともと東洋医学では、夏の厳しい暑さや湿度の高さによりダメージを受けやすいのは「胃腸(脾)」であるという考え方があります。

胃腸(脾)は食べ物からエネルギーを生み出すところのため、暑さにより食欲が落ちて食事量が減ると、体の中でエネルギーを作り出せなくなります。結果疲れやすくなり、体がだるくなったりして、やる気が出ないなどの症状が出てくるわけです。

そこへさらに、睡眠不足などが重なると熱中症のリスクも高まることになります。

夏は暑気ばかりでなく湿気(気候・食事などから)も多く、湿によって脾がやられると、食欲不振・下痢・痩せなどの脾胃不足の症状が多くなりますね。できるだけ脾胃を補益して水湿を運化させるため健脾・惨湿・和胃法を併用したいですね!。