高熱(夜間高い)・うわ言・出血
病毒はとうとう血中に侵入、血流に乗り全身へ広がり重篤症状に。(営分証が悪化し、血分証に)
温熱病の病邪が体内深く侵入した重篤な段階です。病が営分に転入すると旺んな熱のために人体の正気は益々消耗し、津液も不足してきますね!。
即ち病邪の実と正気の虚が混在する時期です。従って臨床症状の上では高熱があり、特に夜間に高熱を発する。従って病人は時に興奮して不眠となったり、逆に意識が混濁し、言厳言(うわ言)を発したりします。
舌は鮮やかな紅色を呈し舌苔は黄色で乾燥しています。脉は細数となります。
これらの症状は熱病の進行によって器質的な損傷、即ち脱水や消耗が起こり、病人は陰虚火旺となり、時に心(精神活動)も脅かされている状態ですよ!。
治法は清熱、解毒、養陰、生津です。主な処方は『温病条弁』では清営湯(犀角、生地黄、玄参、麦門冬、金銀花、連翻、丹参、黄連、竹葉)ですが、エキス剤にはこれに該当する処方はありません。温清飲合麦門冬湯あたりがやや近い処方になりますね!。
・高熱(夜高く朝下がる)
・口渇
・煩躁不眠
・うわ言
入営猶可透熱転気
清営透熱・清心豁痰開竅
次の漢方薬が、傷寒と温病・温病・営分証に対してよく効く可能性が高いです。
紅絳
無~黄燥苔
細数