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方剤別漢方薬

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方剤別漢方薬 Last Updated 2012-01-22

方剤ごとの各医薬品メーカーの商品一覧です。
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現代人現在、漢方薬が広汎に普及し、使用されていますが、その一方、効果の低下や、副作用も多く見られます。おもな原因は漢方理論に違反し、「」を無視した結果であると考えられます。中医学では、病気のある進行段階における病理状態と体質、機能状態を「証」に帰納し、陽証と陰証に大分し、さらに細分していきます。一般に興奮・亢進の機能状態を陽証、抑制・低下の機能状態を陰証とよびます。

病気の治療は、この機能状態の調節(陰陽平衡の調整)にあります。
同じ病気であっても、個人や時期によって全身機能状態が異なるため、さまざまな証が存在し、同じ漢方薬で対応しきれないのは当然のことです。

証の判断には望診、聞診、問診、切診の四診というマクロ的な診断方法を用い、これは現代医学のデータ分析、精密検査といったミクロを重視する方法とくらべ、正確さを欠く感がありますが、漢方薬を使用する際には不可欠なものです。同時に、病気にはデータの異常や形態変化の前にすでに機能状態の異常(未病)が見られ、それゆえ不定愁訴などの対応には漢方薬がたいへん適しているといえます。

証を確定すれば、対応の方剤(漢方の組み合わせ)が決まります。
ただし、病気は自然環境の変化によって変遷しており、何千年も前の古い方剤のままでは対応が不十分であり、適当に加味、加減(増減)することが必要です。

五臓中医学は五臓を中心としています。すなわち、からだが5つの機能単位に分けられ、その中心は心、肺、脾、肝、腎の五臓です。
すべての病気は臓器のバランスがくずれた状態が原因であると考え、治療も内臓からおこないます。この理論にしたがって、多くの難病の対応に中医学は有効です。

臓器の概念は、中医学と西洋医学は違うところが多いです。たとえば西洋医学では肺炎などの肺臓の組織が変わったものを肺の病気と認めますが、中医学では鼻詰まりだけで肺の病気と認めます。したがって西洋医学の検査で異常がみられない場合でも、中医学では臓器の問題を指摘することがあります。このように、中医学の五臓理論を理解しないと、漢方薬を臨床に正確に応用することはむずかしいです。



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