桂枝加附子湯 of 方剤別漢方薬

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方剤別漢方薬 Last Updated 2010-06-30
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桂枝加附子湯の製品一覧

寒虚用漢方薬

概 要

●桂枝湯に附子を加えたもので、桂枝湯証で、汗が多量に出ている方に適しています。

こんな方に

発汗過多・悪風・尿量が少ない方

主 治

表寒証(強い悪寒を伴う頭痛・身体痛)

適応症

感冒で悪寒・発汗止まらない、産後の脱汗、半身不随、小児麻痺、筋痙攣(けいれん)、神経痛、リウマチ、手足冷え

妊娠・授乳の注意

女性

●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●附子が含まれているため子供の使用には、注意が必要です。

診断のポイント

●発汗過多
●悪風
●尿量が少ない

出典書籍

出典書籍 (source)
西暦200年 後漢(西)時代 『傷寒雑病論』 張中景 →処方使用期間:1807年間


症例・病例・治癒例・case study(case study)

【桂枝加附子湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈関節リウマチ

治例図 48歳の婦人。
約10年前より全身の関節リウマチで苦しんできた。とくに左の肘関節と右の手関節は腫大変形して、ほとんど屈伸できない。背の高い痩せ型の体格で、脈は沈小、筋肉は軟弱であり、腹部に振水音が認められた。
桂芍知母湯で軽快したが、一カ月後に梅雨期の感冒にかかり、発熱して再び関節痛がひどくなり、体温38度に上昇した。しかし熱感はあまりなく、さむけが続いた。よって桂枝加附子湯にしたところ非常に好転し、家の中の仕事ができるようになった。

・現代病名:関節リウマチ

区切り線


処方別・製品一覧


個人輸入(逆輸入)

ウチダ 桂枝加附子湯 煎じ薬の通販画面へウチダ 桂枝加附子湯 煎じ薬の通販画面へ »
ウチダ和漢薬ウチダ和漢薬 » ≪医薬品≫ 漢方製剤No:353
本剤は、〈煎剤〉です。

煎じ薬 煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。

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判定

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中医学の証・解説

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

桂枝加附子湯 朱雀:四神の獣・南方の守護神

八 法

汗法:肺気を宣発し営衛を暢調にして膜理を開泄することにより、「遍身にちゅうちゅうと汗出づ」の状態にし、肌表にある外邪を汗とともに解除する治法です。

【中薬大分類】解表剤…発汗、解肌、透疹等をうながして、初期の感冒等表証に対処する方剤です。主に外感病の初期に使用します。

【中薬中分類】辛温解表剤…温めながら解表(体内表面の邪気を除く)する方剤です。風寒表証(表寒)に用います。

八綱分類

表寒虚(ひょうかんきょ) 表 寒 寒 虚 …証(体質・症状)が、表証(急性期)、寒証(悪寒)、虚証(虚弱)の方に適応します。


【証(病機)】過汗亡陽(かかんぼうよう)

中医学効能(治法)

回陽固表・解肌発表・回陽実衛

用語の説明(term)

回陽(かいよう)…精気を取り戻すことです。

発表剤(はっぴょうざい)…病邪を体表から発散させる薬方です。別に発汗剤、解肌剤とも言います。

処方画像

桂枝加附子湯 桂枝加附子湯は、虚弱体質で冷え症の人のかぜや神経痛、冷え腹などを改善する薬です。
『傷寒論』には、この薬の使用目標として、「かぜをひいたときに発汗し過ぎて、体内(主に手足などの局所的な部分)の水分が極端に減り、さらに体が弱って寒気がし、尿が出にくく、手足の曲げ伸ばしができなくなってしまった場合に用いる」と書かれています。
体力のない人がかぜをひいた場合は、桂枝湯のような穏やかな薬が用いられます。しかし、誤って麻黄蕩や葛根蕩のような比較的作用の強い薬が用いられると、発汗が強すぎて水分が不足し、手足が動かせなくなってしまうことがあります。そのようなときに桂枝加附子湯が用いられるのです。

クスリ