灰苔・黒苔 of 舌診

舌診舌 診 Tongue examination


中医学には、独自の診断法がありますが、そのなかにのひとつに「舌診」があります。舌は、臓腑経絡、気血津液、邪正状況を反映する客観的な診断指標です。

Tongue examination is one of unique exam method in traditional Chinese medicine(TCM). It is a necessary component in clinical diagnosis. Those famous doctor who lived in ancient society or live in modern society, are good at tongue-exam.

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Tongue qualities were scientific measures because they were "objective"(客観).
I can feel it,you can feel it,so it's not subjective(主観).
Hal pharmacy

The Gray and Black Coating

朝一番に舌をチェックし、色・形・苔を評価しましょう。
ひび割れ(裂紋)や斑点があるか否かを確かめましょう。

灰苔・黒苔(Gay and Black Coating)の事例

灰苔・黒苔は裏証の重症にみられるものであり、灰苔は薄い黒色であり、濃くなると黒苔になります。

灰苔は黒苔より病状が軽く、黒苔は灰苔より病状が重いものを示します。

灰苔と黒苔はもともと黄苔または白苔から変化してきたものであるため、灰苔や黒苔がみられれば、さらに舌色・舌形および苔の状態によって寒熱を見分ける必要があります。

灰苔・黒苔灰苔・黒苔灰苔・黒苔灰苔・黒苔灰苔・黒苔


【弁証論治】(syndrome differentiation and therapy determination)

①熱極傷津・陰虚火旺

灰苔や黒苔は乾燥無津であり、部分的 な剥苔・紅緯舌・裂紋を伴うと熱極津枯*1 を示します。

治療原則は清熱生津・滋陰降火です。
清熱生津は、♥白虎加人参湯LinkIconなどです。
滋陰降火は、♥滋陰降火湯LinkIconなどです。

②湿熱・痰熱内繭*2

灰賦苔や黒賦苔とともに部分的な黄臓苔・紅舌少津を伴うと湿熱や痰熱を示します。湿熱や痰熱は久齢不化*3 によるものです。

治療原則は清熱解毒・利湿化痰です。
清熱解毒は、♥黄連解毒湯LinkIcon♥銀翹散LinkIconなどです。

③陽虚寒盛・痩飲内停

灰臓苔か黒風苔は湿潤であり、部分的な白賦苔・淡暗舌・脾臓を伴うと陽虚寒湿・痰飲内停を示します。これは陽虚寒盛によって水湿を温運できず、水湿疾飲が長く停留するためです。

治療原則は温陽散寒・温化水湿です。
♥四逆湯LinkIcon
♥麻黄附子細辛湯LinkIcon
♥越婢加朮湯LinkIcon
♥防已黄耆湯LinkIcon


灰苔と黒苔は高熱・脱水・化膿性疾患・発熱性疾患・慢性炎症などの重篤なもの、あるいは抗生物質の長期使用後によくみられます。


*1 熱極津枯:熱邪が元盛になって、津液を大いに損傷して枯れる状態。
*2 疲熱内袖:疾と熱邪が合わさって、体内にこもっている状態。
*3 久轡不化:長期間停留して取れないこと。

舌の臓腑区分舌の臓腑区分「舌の臓腑区分」

病気が全身に波及している場合は、舌の全体に変化がみられます。
局部に限定している段階では、特定の臓腑区域に変化が見られます。

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