中医学には、独自の診断法がありますが、そのなかにのひとつに「舌診」があります。舌は、臓腑経絡、気血津液、邪正状況を反映する客観的な診断指標です。
舌の苔はすべての臓器の状態を正確に知らせてくれますが、それは消化器系で特に顕著です。苔を観察するときは、色、厚み、分布、苔の質に注目しましょう。ただし、苔は飲食したものや薬などの影響を受けることがあるため、こういつたものを摂取した直後に見るのは避けるべきでしょう。舌の苔は体内に病原体があることを示す場合があり、それは一般に療や湿とみなされるでしょう。正常かつ健康な舌は、薄く、白い、わずかに湿った苔に覆われているはずです。これは消化プロセスでできる自然な副産物です。
苔の色は、(仮にあるなら)問題の種類を表します。
白い苔は寒を、黄色い苔は熱を、グレーの苔は湿あるいは食物停滞を示唆しています。
おもに白・黄・灰・黒の4種類があります。また、2種類以上の色が一緒に現れる状態もあります。
白苔さらに薄白苔・白厚苔・白貳苔・白滑苔などに分類されます。
白苔・詳細
♣病理:気血・陽(寒)
黄苔黄色の濃淡や苔の状態により、淡黄・深黄・焦黄・黄貳・黄滑などに分類されます。
黄苔・詳細
♣病理:正常・表証(初期)
灰苔・黒苔灰苔・黒苔は裏証の重症にみられるものであり、灰苔は薄い黒色であり、濃くなると黒苔になります。
灰苔・黒苔・詳細
♣病理:熱証・実熱
緑苔湿熱・痰熱と関係します。
緑苔・詳細
♣病理:熱
朝一番に舌をチェックし、色・形・苔を評価しましょう。 ひび割れ(裂紋)や斑点があるか否かを確かめましょう。
舌の臓腑区分
病気が全身に波及している場合は、舌の全体に変化がみられます。
局部に限定している段階では、特定の臓腑区域に変化が見られます。
Tongue examination is one of unique exam method in Traditional Chinese Medicine(TCM).
It is a necessary component in clinical diagnosis.
Those famous doctor who lived in ancient society or live in modern society, are good at tongue-exam.