中医学には、独自の診断法がありますが、そのなかにのひとつに「舌診」があります。舌は、臓腑経絡、気血津液、邪正状況を反映する客観的な診断指標です。
舌質(舌の本体)の望診は、舌神・舌色・舌形・舌態(舌の動き)を観察することで、また舌下静脈の色・形状の監察も含みます。
舌質の望診によって主に正気(気血津液・臓腑機能)の盛衰や状態を把握します。
舌質の栄枯* や動きによって現れます。これを観察することによって、臓腑機能・正気盛衰および疾病の軽重と予後を判断することができます。
* 栄枯:潤いがあり艶がある状態が「栄」、乾燥し艶のない状態が「枯」です。
紫色の舌:舌質(舌の本体)の色です。主に淡紅舌・淡白舌・紅舌・経舌・紫舌・青舌の6種類があります。舌の色は、ピンク、赤、赤紫(紅絳)、青紫(紫)、青など、健康状態によって実に様々です(中には驚くような色もあります)。
歯痕舌:舌には、長い、短い、薄い、腫れぼったいなどがあります。特定の部分がくぼんだり、腫れたりしていることもあるでしょう。
強硬舌:正常な舌の表面は様々に変化します。その重要性は、変化のタイプと位置で決まります。
朝一番に舌をチェックし、色・形・苔を評価しましょう。 ひび割れ(裂紋)や斑点があるか否かを確かめましょう。
舌の臓腑区分
病気が全身に波及している場合は、舌の全体に変化がみられます。
局部に限定している段階では、特定の臓腑区域に変化が見られます。
Tongue examination is one of unique exam method in Traditional Chinese Medicine(TCM).
It is a necessary component in clinical diagnosis.
Those famous doctor who lived in ancient society or live in modern society, are good at tongue-exam.