概 要

>「元気な脾胃」と「良い食事」で、おいしく食べる!

●「五味」「五性」を考え、バランスの良い食事を

●食べ物の「味(五味)」と「性質(五性)」を考え、それぞれをバランスよく摂ることが基本です。

●その上で、季節や体調に合った食材を積極的に選ぶなど、"身体を整える食事"を心がけましょう。

>五味

●酸味:「肝」の働きを整える。汗や尿などの過剰な流失を抑える。レモン、梅干し、酢、サンザシなど

●苦味:「心」の働きを整える。体内の余分な熱や湿(余分な水分や汚れ)を取り除く。苦瓜、銀杏、緑茶など

●甘味:「脾胃」の働きを整える。養分を補給し、身体を養う。白米、牛乳、バナナ、肉類、黒砂糖など

●辛味:「肺」の働きを整える。血流を良くし、ストレスや邪気を発散する。しょうが、ネギ、にんにく、大根など

●鹹味:「腎」の働きを整える。固いものを柔らかくする(便通促するなど)。昆布類、いか、あさりなど

>五性

●寒性・涼性:体内の熱を冷まし、身体を冷やす食材。きゅうり、トマト、大根、緑豆、ほうれん草、梨など

●温性・熱性:身体を温め、気・血の流れを良くする食材。しょうが、ねぎ、にんにく、唐辛子、肉類など

●平性:冷やし過ぎず温め過ぎない、常食に適した穏やかな食材。米、じゃがいも、キャベツ、大豆など


治則説明

>五性

●寒性・涼性:体内の熱を冷まし、身体を冷やす食材。きゅうり、トマト、大根、緑豆、ほうれん草、梨など

●温性・熱性:身体を温め、気・血の流れを良くする食材。しょうが、ねぎ、にんにく、唐辛子、肉類など

●平性:冷やし過ぎず温め過ぎない、常食に適した穏やかな食材。米、じゃがいも、キャベツ、大豆など

>食事の時間は規則的に

●忙しくてつい食事を抜いてしまう、深夜に食べる…。そんな不規則な食生活を続けていると、脾胃に負担がかかってしまいます。

●食事は1日3食、なるべく規則的に摂ることが基本です。

●忙しいときでも、空腹を感じたら軽く何か□に入れるなど、脾胃に負担をかけない心がけが大切です。

>身体にやさしい食べ方を

●"食事の摂り方"にも気配りを。身体にやさしい食事を心がけましょう。

●朝食温かく消化の良いものを。お粥などもおすすめ

●昼食品数多めを心がけ、しっかり栄養を

●夕食時間は早め、ボリュームは控えめで、脾胃の負担を軽く

●食後にゆっくり散歩することで、胃腸の働きを促進しましょう。

>食べ方のポイント

●暖食:暖かいものを食べる、飲む

●淡食:塩分控えめで薄味に

●暢食:食事は楽しく、気持ちよく

●専食:食事に専念。テレビなどは控えて

●少食:腹八分目。ボリュームは控えめに

●慢食:食事はゆっくり時間をかけて

●潔食:新鮮で清潔な食材を選ぷ



備 考

>高齢者の「食」対策

●「食欲がない」「少量しか食べられない」「食事がおいしくない」といった悩みは、高齢者の多くが抱えています。

●こうした問題は、加齢による脾胃の機能低下、噛む力や味覚の低下などが主な原因に。

●高齢者のF食」対策は・まず衰えがち芯脾胃の働きを整えることが大切です。

●きちんと栄養を摂って生涯を元気に過ごすためにも、上記の養生ポイントを参考に、健康な脾胃を保つよう心がけましょう。