9月に入れば徐々に過ごしやすい日も増え、少しずつ秋めいてきます。季節の変わり目にあたるこのころは、涼しさに身体が慣れない上に夏の不調を引きずっていることも多く、さらに体調をくずしてしまうことも。体力が落ちていると風邪も引きやすくなるので、早めに倦怠感を解消し、季節の変化に慣れるようにしましよう。


概 要

秋の季節へ

夏から秋へ季節の変わり目を上手に過ごしましょう。

9月に入れば徐々に過ごしやすい日も増え、少しずつ秋めいてきます。季節の変わり目にあたるこのころは、涼しさに身体が慣れない上に夏の不調を引きずっていることも多く、さらに体調をくずしてしまうことも。体力が落ちていると風邪も引きやすくなるので、早めに倦怠感を解消し、季節の変化に慣れるようにしましよう。


倦怠感

治 療

まず、涼しくなったら睡眠の改善をしましょう。眠りの質も良くなるので早寝早起きを心がけ、夏に消耗した体力を少しずつ回復してください。ただし、だるさを解消するためには、身体を動かして陽気を活発にしておくことも大切です。休日でも、寝過ぎることのないよう注意しましよう。

空いた時間には、ウォーキングや体操など気軽にできる運動を。冬に向けてしっかり体力をつけておけば、風邪の予防にもつながります。季節の変わり目は気持ちも不安定になりがちなので、身体を動かすことで生活上のプレッシャーを発散し、心身ともに健康に過ごすよう心がけてください。

1日の終わりには、ゆっくりと温かいお風呂に。疲れが取れ、血行を良くすることで冷えも解消できます。お風呂に入ったら、シャンプーをしながら頭皮をマッサージするのもおすすめ。頭皮のマッサージは全身の陽気と血行を刺激するので、心身ともにすっきりします。マッサージのコツは、下から上、後ろから前に向かって、指でやさしく刺激を与えること。毎日30回くらいを目安に続けてみてください。


使用漢方薬

次の漢方薬が、夏バテ・夏→秋へ・に対してよく効く可能性が高いです。

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処方名:生脈散

生脈散 益気・生津・止汗・生脈

本方剤は気陰両虚の病証を治療する処方です。

処方名は気の推動機能を強めると同時に、脈中の津液を増加して、脈を回復させるという意味をもちます。

人参は不足している気を補益し、固脱作用によって汗の流失を抑え、虚弱脈の根本を治療します。

麦門冬は甘寒の性味があり、体内の陰津を補う肺薬で、夏のカラ咳に効果があります。

五味子は酸味によって汗を収敵すると同時に、安心作用もあります。

3薬は違う角度から心と肺の症状を治療しながら守っているので、夏の疲労回復・心不全の予防に適します。

作用は穏やかで、心の機能が弱く、夏に不安を感じる人は毎日1回の服用で、心を守る効果が期待できます。

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2g×60包(20日分) 6,900円(税込)
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処方名:補中益気湯

補中益気湯 気虚(エネルギー不足)とともに、元気が落ち込んでしまっている(中気下陥)状態に対する処方です。

よって元気不足で内臓下垂、痔、脱肛、下痢などの症状を伴う時に使用して効果があります。

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2.5g×42包(2週間分) 7,546円(税込)
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2.5g×189包(63日分) 29,645円(税込)
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処方名:藿香正気散

藿香正気散 解表・化湿・理気・和中

温病の中で湿病治療に最もよく用いられます。

表寒裏湿証を治療する主方で、表に停滞している邪を発散しながら、体内の湿濁邪気を除去します。

中国でも、夏かぜ・胃腸型感冒・暑気払いによく用いられます。

香りがよくて飲みやすく、夏ばて予防に毎朝服用してもかまいません。

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60錠 1,840円(税込)
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180錠 4,945円(税込)
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食 養

食養夏バテ-夏→秋へ-対応の方は、次の食材を積極的にお召し上がりください。

肉 果物 野菜 温野菜 魚

毎日の食養生で、夏の不調を癒しましょう。
夏バテを解消するには、まず身体を整えることが基本です。中医学の知恵を活かした養生法で夏の不調を取り除きましょう。
夏バテを回復する食材は、次のとおりです。
●甘味
甘味のある食材は、長夏の食養生の主役。弱くなった脾胃を補い、健やかに保ちます。
山芋、じゃがいも、かぼちゃ、きのこ類、湯葉や豆腐、卵、太刀魚、ごま、くこの実、なつめ、ぶどう、栗。
山芋 じゃが芋 かぼちゃ きのこ類 豆腐 卵 くこの実 なつめ ぶどう 栗
●酸味
酸味には「収れん」作用があり、汗や下痢などを抑えます。
梅干、あんず、ざくろ、酢、梅酒、あんず酒。
梅干し あんず 梅酒
●温性
身体を温める効果のある食材で、冷えを解消します。
良質の鶏肉、豚肉(モモ肉など赤身のある部位)、鮭、にんじん、ねぎ、にんにく、もち米、シナモン。
鶏肉 豚肉 鮭 人参 ねぎ シナモン


暮しの養生

入浴

●良質な睡眠をとって、消耗した体力をしっかり回復いたしましょう。

●毎日の入浴で、冷えの改善、疲労回復、血行促進をしましょう。

●秋は気分が塞ぎがちになることもあります。外出や散歩などで気分をリフレッシュいたしましょう。

●涼しくなったら積極的に運動を実行しましょう。秋冬に向けて体力づくりをお忘れなくしましょう。


備 考

中国のことわざ。
天高気爽 中国には、秋を表現する「天高気爽(天高く、気分も爽やか)」という言葉があります。

気持ちの良いこの季節をその言葉通り爽やかに過ごせるよう、夏バテを感じている人は今のうちに不調を取り除いておきましょう。
影絵芝居「皮影戯」(河北省唐山)


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