漢方薬 中医師 漢 方

肝血の不足によるもの、栄養障害、視覚系や運動系の異常・月経異常などがみられます。

栄養障害に起因する自律神経系・末梢循環・運動神経系・内分泌系などの失調と考えられます。
自律神経失調症・栄養不良・貧血症・末梢神経炎・月経不順・慢性肝炎・眼科疾患・老人・産後などでみられます。
【主症状】
顔色や皮膚の色が悪くつやがない'爪がもろい・毛髪につやがない・頭がふらつく・目が疲れやすくかすむ・目の乾燥感があってごろごろする・まぶしくて目を閉じていたい。夜盲症・眠りが浅く夢をみる、手足のしびれ感・筋肉がぴ くびくする、月経は遅れるか無月経・血量は少ない。
舌質はやや淡白・脈は細。
【論治】
治法は滋補肝血です。当帰・白荷・熟地黄・阿膠・何首烏・早蓮草・拘杷子・桑椹などの補血薬に、川音・鶏血藤・赤巧などの活血薬や白丸・党参・山薬などの補脾薬を少量加えます。
【代表方剤】
●補血剤…四物湯・補肝湯。
●調和肝脾剤…黒道遙散など。